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Rasakiのおまけページ

適当に色々と紹介とかしていこうかな〜と言う、VirtuaNESには関係のないおまけのページです。

おまけの1/アイドル八犬伝(ナツメ/トーワキチ)

さて、1発目はファミコンのゲーム「アイドル八犬伝」です。タイトル画面はこれね。

どんなゲームじゃ?

日本有数の大財閥、西園寺家の長老トミコにも寿命が来たようだ。そこで跡取りと目される三人の娘たち・・・、
若くして数重の会社を束ねる天才実業家の長女、シズカ
数々の特許と博士号を持ち天才の名を欲しいままにする次女、レイカ
そして・・・、な〜〜〜〜〜んにも出来ないミソッカスの、エリカ、を呼び、
「おお、おまえ達、よく来た。わしもそろそろ寿命じゃ。ついてはこれから3ヶ月の全力を上げて自分の名をあげる仕事をして見せよ。わしはそれによっておまえ達の器量をはかり後継ぎを決める」
「オホホホホ、この勝負、私とレイカとの争いになりそうね。エリカなんかに何が出来るって言うの」
「あーら、当然よ。私なんかエリカのこと、最初っから勘定に入れてないわ。オーホッホッホッ、西園寺家の時期当主は私よ」
そして、われらがエリカちゃんは・・・、
「私にはお姉さんのような才能はないわ。私に出来ることと言えば歌うことぐらい・・・」
「そうですわ、お嬢様!歌で世界に轟くスーパーアイドルを目指すのです」
「歌・・・、スーパーアイドル?」

ってなわけで、ホエホエ娘エリカは、歌(ミラクルボイス)と踊り(キュート)と笑顔(プリティー)とオトボケ(ナチュラル?)を駆使して、スーパーアイドルを目指すのである。

以上! ……じゃなくて、ネタばれにならない程度にもう少し紹介。

ゲームを進めていくと、タイトルにある「八犬伝」からわかるように、エリカ以外に7人の女の娘(1人は娘じゃないな)が味方になってくれる。彼女達の、ちょっと人とは違う得意な能力(中には特異な能力も)に助けられながら、試練や妨害をクリアしつつスーパーアイドルを目指すわけだが、味方がいるなら敵もいる。
しかも、真の敵とは2人の姉ではなく、芸能界のドンである「暗黒イロモノだいおう」であった。こいつの手下には、現役芸能人やちょっと前まで現役だった田○ま○しらが登場したりするので、昔のゲームでありながら今時の若いモンでもそれらのギャグやパロディは理解できるハズ。
理解できるからと言って、笑えるかと言うとそれはまた別問題なのだが……。

と、ここまで読めば薄々気がついたと思うが、このゲームは迷作とかバカゲーとかの範疇に入れられることが多いのだ。
しかし、ハッキリ言ってやって損はない!

ゲームシステムは?

いたってオーソドックスなコマンド選択型のアドベンチャーゲーム。ストーリーは5部構成になっていて、パスワードでそれぞれの最初からコンティニューできる。といっても、ゲーム自体そんなに長くはなく、コマンド総当たりでやってもクリアするには3時間もあれば十分。途中BADエンドもあるが、直前からコンティニューできるし、と親切設計なので安心だ。

んで、何が面白いのよ?

エリカの歌とリアクション、これにつきる。様々な場面で発揮される、エリカのミラクルボイスと笑顔とボケ具合い。それらを見るためにコマンド総当りするも良し(笑)。しかも、エリカの表情やアクションはけっこうカワイク描けていて、当時のドット絵としてはなかなかの高レベル。
そして、歌!このゲームはエンディングの「君はホエホエ娘」を聴く&見るためだけのゲームと言っても過言ではない。そのためにステートセーブしてあるしな(笑)。
ゲーム中、エンディング以外にもあちこちでエリカは奇妙な歌を披露するのだが、奇妙というのはそのイっちゃってる歌詞だ。「君はホエホエ娘」もそうだが、これらの歌詞は必見だぞ。

てなわけで、是非1度はプレイしてもらいたいおすすめタイトルの1つなのよさ。